アイフルと株価

5月 25th, 2013

アベノミクスと呼ばれる安倍政権下の金融政策は、一言でいうと金融緩和なのですが、これは国際や中央銀行に絡む問題です。

 

消費者金融の動向に限っていうと、2010年に制定された改正貸金業法ではグレーゾーン金利と呼ばれる高い金利を取る事が禁じられ、借りての側には総量規制制限が敷かれる事によって、消費者金融の利用者側は守られる形になっていました。

 

しかし、アベノミクスの金融緩和策には、このグレーゾーン金利の撤廃と総量規制の廃止も射程に入っています。これは間接的にでも消費者金融業界が潤う事を意味していますし、それに連動して消費者金融関連株が、軒並み上昇しています。

 

これらは株をやる人にとっては大問題かもしれませんが、一借りてとしてはあんまり関係のない事かも知れません。トレーディングの材料としてアイフルをみている層はあまり消費者金融の利用とは関係ない層のように思えますし、株化が上昇しても借りてには特にメリットといったメリットはありません。

 

例外は一株株主のようなかたちで、借入を行ってなおかつアイフルの総会に出るような方だけだと思います。問題は改正貸金業法によって定められたラインが揺るぐ事のほうで、まだ3年足らずにも関わらず早急に規制撤廃というのは、いくらなんでも早すぎる気がします。

 

消費者金融を利用する人の中には、全くといっていい程この業界の決まりごとに対して疎いかリテラシーがなく、ただ個人の必要から借財をして、また借入れ、という事を繰り返す方もいます。

 

改正貸金業法は一応、そういった方々が借入過多で「首が回らなく」ならないよう、しっかりとしたガイドラインを作ってくれいていた存在と言えなくもないのです。株価の上昇はあくまでもギャンブル的な要素をもつ市場で起きている事であり、かたや貸金業法はお金を借りる事についてのガイドラインだという考え方を心がけたいものです。そうでなくても、不況下で判断が鈍ってしまう事はあり得ます。